映画監督サム・ペキンパーの生涯を追ったドキュメンタリー映画『サム・ペキンパー 情熱と美学』が、9月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
映画『ワイルドバンチ』『わらの犬』『戦争のはらわた』『荒野のガンマン』などで知られるペキンパー。革新的なバイオレンス描写を駆使した作品で「バイオレンス映画の巨匠」と称されると共に、狂気や孤独、人生の悲哀なども描いた作品を残し、1984年に59歳で逝去した。
『サム・ペキンパー 情熱と美学』には、晩年のペキンパー自身に加えて、俳優や映画製作者、家族らが出演。厳格な法律家の家に育った少年時代から、詩を愛する繊細な青年時代、アルコールや薬物依存に苦しんだ晩年まで、ペキンパーの生涯を浮き彫りにしていく。監督を務めたのは、ペキンパーに関する書籍『PASSION & POETRY SAM PECKINPAH IN PICTURES』の著者としても知られるマイク・シーゲル。