映画『ヴェルサイユの宮廷庭師』が、10月10日から東京・角川シネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国で公開される。
絶対王政下の17世紀にフランスで行われた、国王ルイ14世によるヴェルサイユ宮殿の増改築計画の裏側にスポットをあてた同作。田園地方の庭園で暮らす無名の女性庭師・サビーヌ・ド・バラが、国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートルと共に「舞踏の間」の建設を任され、様々な困難を乗り越えながら庭造りに奮闘する様や、ル・ノートルと次第に惹かれてあっていく様子を描く。
主人公のサビーヌを演じるのは、撮影当時第3子を妊娠中だったというケイト・ウィンスレット。出会った当初は対立していたものの、サビーヌに可能性を見出し、宮殿における中心的な庭園造りを彼女に任せる実在の庭師ル・ノートル役を『君と歩く世界』のマティアス・スーナールツが演じる。さらに、監督を務めたアラン・リックマンがルイ14世を演じている。なお、今回の公開発表とあわせてビジュアルと予告編も公開されている。