ニューヨークのウォール街に、世界初となる“エクスプレス・サービス”をコンセプトにしたスターバックスがオープンした。
ウォール街といえば、ニューヨーク証券取引所をはじめ、世界屈指の金融エリアとしておなじみの場所。
そんな場所にオープンした同店は、忙しく人が行き交うこのエリアならではの“新スタイル”が話題となっている。
ここ数年のスターバックスは、店内にくつろげるソファを置いたり、手の込んだオリジナルメニューの開発など、“スローライフ”を提供するアプローチが印象的だった。
しかし同店が重視するのは “スピード感”と“シンプルなメニュー”。
まさに“スローライフ”とは対極のコンセプトを起用し、“来店客に素早く商品を提供する”という新たなニーズに着目しているところが面白い。
こちらの新店舗では、来店客は壁に掲げられたメニューを見て、専用タブレットを持つスタッフに商品をオーダーする。
そしてそのまま奥のカウンターに進んだら会計を済ませ、商品を受け取るという仕組みになっている。
この流れであれば、注文を受け付けるまでの時間が大幅にカットされるほか、商品受け取りの待ち時間も短縮できるという。
店舗面積は50平方メートルと小規模だが、“購入して”“退店する”だけのシンプルな動きに対応するには、これで十分なのかもしれない。
年内には、さらに4つのエクスプレス店舗をニューヨークにオープンさせる予定で、それに併せて、オンラインでオーダー後に店頭で商品を受け取るサービスや、デリバリーサービスも試験的に導入していくそう。
多忙なビジネスマンの期待に応えるこの“新スタイル”は、東京やロンドンといった大都市からも、すぐに熱いラブコールが届きそうな予感!?
Starbucks
https://news.starbucks.com/news/NY-express-format-store
・スターバックス(まとめ)