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柴咲コウ、カバーアルバム特別企画で秋田県に 築60年の映画館でスペシャルライブ開催

2015年06月16日 18:21  リアルサウンド

リアルサウンド

柴咲コウ

 6月17日に発売される柴咲コウの“うた”の魅力が存分につまったカバーアルバム「こううたう」のリリースにあわせて、柴咲コウが“うた”を届けに行く『どこいこう? ここいこう』という企画が先日開催された。


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 この企画は、普段なかなか行けない場所や地域、会場へ柴咲コウがミニライブを披露しに行く1日限りのスペシャルイベント。候補の中から柴咲本人も選考に加わり、会場として、秋田県大館市に唯一ある映画館「御成座」が選ばれた。


 この映画館「御成座」は、1952年(昭和27年)に洋画専門のロードショウ館として開館するも、3年後の1955年に火災により焼失。同年に再建され、以後、2004年に閉館するまで、50年余り市民の映画館として親しまれてきた。それから10年間閉鎖されたままだったが、昨年7月、大館市を始め、地元商店街や市民の声援が糧となり、新生「オナリ座」として復活したという。


 「御成座」オーナーの切替さんは、若者がこの映画館へやってくるきっかけになればと考え、今回の企画に応募したそうだ。


 このスペシャルイベントには、近隣の高校生100名と近隣住民、映画館の常連50名が招待された。


 柴咲コウは、この会場を選んだ決め手として、「ライブをやる環境としては映画館なので万全ではない、どんな人が集まってくれるかわからない、何人の人が来るかもわからない、何が起こるかわからない、この企画はそんな未知数の場所でやるのが私はいいと思った」と語っていたという。


 最低限の照明と音響設備を持込み、歴史と趣のある会場で行ったこの日のためだけのアコースティック編成でのライブは、アルバム『こううたう』から3曲、彼女のオリジナルを含めた全5曲を披露。曲間では、今回の企画のことや自身の音楽活動について話し、「みなさんはどこから来たんですか?」「せっかくのここで同じ時間を過ごすので少しでも皆さんのことが知りたいな」と、集まった方々とコミュニケーションを行い、約1時間のスペシャルライブとなった。


 また、6月17日に発売となる初のカバーアルバム『こううたう』のリリースに合わせ、ジャケットやブックレットを撮影した写真家・茂木綾子の写真展も本日16日よりTSUTAYA ROPPONGIで開催している。(リアルサウンド編集部)