森山大道ら日本人写真家を世界へ サザビーズ香港とアマナが写真展を共同開催

最古のオークションハウスとして知られるサザビーズの香港ギャラリーで、「SHASHIN！ Japanese Photography Then/Now」展が開催される。ビジュアル・コミュニケーション事業を展開するアマナが携わり、森山大道や荒木経惟ら巨匠から、国内外で人気の川内倫子や蜷川実花、水谷吉法やネルホル（Nerhol）などの注目の若手による作品を通じて、戦後の日本写真を世界に向けて紹介する。

森山大道ら日本人写真家を世界に発信の画像を拡大

　今回の展覧会は、日本写真のまだ十分には知られていない魅力と文化的価値を世界のアートファンに伝え、広めたいという考えで初開催。1997年の香港返還直前に荒木経惟によって撮影された未発表シリーズ「Hong Kong Kiss」をはじめとする、貴重な写真作品を展示する。なお、全ての展示作品は購入可能。会期は6月26日～7月10日。
　海外ではここ数年、新たに大規模なフェアが開催され、オークションでは異例の高額がつけられるなど、アートフォトへの関心が一層向上。特に日本人写真家による作品は人気を誇り、今年に入ってからはAmazonがアート作品の国内販売を本格始動するなど、国内市場も活気づいてきている。
■SHASHIN！ Japanese Photography Then/Now　場所： Sotheby's Hong Kong Gallery 5/F, One Pacific Place, 88 Queensway　会期： 2015年6月26日～7月10日　時間： 月～金 10am～6pm、土 11am～5pm、日曜・祝祭日休み　参加作家： 植田正治、細江英公、森山大道、荒木経惟、田原桂一、川内倫子、鈴木崇、赤鹿麻耶、加納俊輔、水谷吉法、Nerhol（順不同）