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吉高由里子が舞台初出演、赤堀雅秋作『大逆走』で北村一輝らダメ男を翻弄

2015年06月15日 12:50  CINRA.NET

CINRA.NET

吉高由里子
赤堀雅秋が作・演出を手掛ける舞台『大逆走』が、10月9日から東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される。

劇団THE SHAMPOO HAT全作品の作・演出を手掛け、2012年には自身の作品を映画化した『その夜の侍』で初監督を務めた赤堀。書き下ろしの新作となる同作は、社会からドロップアウトし、行きつけの飲み屋で愚痴を重ねる日々を送る3人の男たちが、道端に倒れているOLを発見したことをきっかけに、ヤクザに追われるという一夜の逃亡劇を描く。

逃亡劇を繰り広げる男たちを演じるのは、主人公・望月役の北村一輝、柱谷役の大倉孝二、車役の池田成志。さらに、物語の鍵を握る謎のOL・佐々木役を舞台初出演となる吉高由里子が演じるほか、峯村リエ、趣里、濱田マリ、大鷹明良、秋山菜津子がキャストに名を連ねている。

なお、同作は東京公演終了後の10月29日から大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。東京公演のチケットは7月25日、大阪公演は8月下旬から一般発売がスタートする。

■赤堀雅秋のコメント
当たり前の話ですが、自分が劇作家として演出家として、今一番やりたい事をやりたい。
それは欲求というより衝動という言葉のニュアンスに近いかもしれない。主観的で乱暴だが、それは今の気分でしかない。何かを壊してやりたい、という思春期の衝動に似ているかもしれない。不惑の年齢を過ぎて演劇思春期。そんな拙い衝動を、シアターコクーンで、大好きな演者と共に具現化できる事は、この上ない幸福です。きっと荒唐無稽でエネルギッシュな喜劇になると思います。是非、劇場に体感しに来てください。

■北村一輝のコメント
約5年振りの舞台出演となり、秀でた役者の方々に囲まれ身の引きしまる思いです。
初参加となる赤堀演出作品に覚悟と忍耐で挑みたいと思います。

■吉高由里子のコメント
先日、演出家の赤堀さんとお会いさせていただいた時に、とても真摯で誠実で温かいけれど鋭い思考の方だなという印象を受けました。
たったの2時間で私の舞台への先入観を粉砕してくださったんです。
結果はどうなるかわかりませんが、赤堀さんに出会ってしまったからには、悔いの残らないよう尽力して取り組み、素敵な作品として残すことができたらと思っております。
なんだかドキドキします。新しい事。