医療から食品まで今や、あらゆる分野で活躍を見せている3Dプリンター。
その技術を使って流線型の蛇口をデザインしたのが、「American Standard」社。
金属で造形されたこの蛇口は、岩肌を流れる川の流れをイメージしてデザインされており、これが画期的な技術だと話題になっているのだ。
確かにこの蛇口から流れてくる水は重層的になっており、その感触を自身の手で確かめてみたくなる。
実はこの3Dプリンターの技術は一世代前のもの。選択的レーザー焼結と呼ばれるもので、金属やガラスなどの粉末を熱で溶かして形を作っていく技術。
この古い技術に新たな用途を見いだしたのが「American Standard」社なのだ。
これまでにも3Dプリンターで蛇口が作られていないわけではないのだが、金属という素材を使っているのは初なのだとか。
製品化するにはあと1年くらい必要とのことだが、ショールームなどではすでにお披露目を済ませている。
価格帯は1万2000ドル(約148万円)から2万ドル(約247万円)になる予定とのこと。
高価格ではあるが、流動体である「水」をデザインするというのは確かに画期的。
自分の家にこの蛇口があったら、ずっと流れてくる水を眺めてしまいそう!?
American Standard
http://www.americanstandard-us.com/
・3Dプリンター(まとめ)