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AKB48岡田奈々、後輩メンバーの台頭を危惧「『てんとうむChu!だけじゃ力不足なのかな』と思った」

2015年06月14日 11:41  リアルサウンド

リアルサウンド

AKB48『僕たちは戦わない(Type-D【初回限定盤】)』(キングレコード)

 AKB48グループのメンバーによるトークドキュメンタリー『AKB48旅少女』(日本テレビ系)。6月14日放送回では、小嶋真子(AKB48)、岡田奈々(AKB48)、西野未姫(AKB48)、北川綾巴(SKE48/AKB48)、渋谷凪咲(NMB48/AKB48)、田島芽瑠(HKT48)、朝長美桜(HKT48/AKB48)による「今こそ見たい! てんとうむChu!の旅」がオンエアされた。


(参考:AKB48柏木由紀、2015年最も運気の悪いメンバーに 「私がグループの運気を下げるかもしれない」


 同番組は、AKB48のメンバーが毎回異なる括りの数人で旅に出るトークドキュメンタリー。アイドルとして日々奮闘するメンバーが、まるで本当のオフのように仲間との時間を楽しむ旅をするという企画だ。冒頭、7人はバスに乗り込んで目的地まで移動。まずは朝長が「みんなで企画書を書いて秋元(康)先生に出したやん? その中に『旅』って書いてた気がする」と、企画実現についての喜びを語ると、岡田は「ドッキリ24時もあった」、西野は「手売りCDも考えたよね」と、いまだ実現していない企画が沢山あることを明かした。また、渋谷は最近の活動について「NMB48自体も良い感じだし、私も最近忙しくて、ロケが4回続いてる」と語り、北川も「SKE48は、1期生ふたりが卒業して、みんな『しっかりしなきゃ』と思っているところ」とグループ事情を明かすと、朝長は「(田島)と会ったのも久々。最近はグラビアが多くなったから」と、ソロ写真集をアピールした。


 途中停車した蓮田サービスエリアで、アイスを食べ休憩した7人は、次の場所まで寝ながらバス移動。鬼怒川に到着した一行は、昼食にバーベキューを堪能した。バーベキュー後、小嶋が「最近の自分たちのグループでの立ち位置ってどう?」と切り出すと、『12月のカンガルー』でセンターを務めた北川は「悩むことが増えました。何を求められてるか、どれを認められてるかわからない。テレビでもどう振る舞うべきかわからなくて、センターとしての孤独を感じた」と語った。チーム4の副キャプテンに任命された岡田は「なぜ自分が副キャプテンなのか納得できなくて。ついていく側だと思ってたから…」と自信なさげに告白。これに対し西野は「奈々はそうなるべき存在だと思ってた」とフォローし、岡田も「じゃあ頑張るね」と腹をくくり直した。続けて岡田は「組閣後、チーム4に兼任メンバーが増えて、てんとうむChu!ばかりになったけど、(田島)芽瑠ちゃんだけ入ってない」と述べ、田島本人は「集まったときに振りの確認してるのとかを見ると、『思い出も共有できない』と思って悔しくなるけど、兼任しないのも意味があるから。HKT48といえば田島と言って貰えるように頑張る」と決意を明かした。


 その後、7人は日光東照宮へ。渋谷は北川と仲が良いことについて「遠慮しないでいられるし、同期の中で選抜に一人だけ入ってたりとか境遇が似てる。だから会った時にいっぱい相談し合った」と語り、北川は「『考えてない』と思われることが多いけど、意外と考えてます」と笑った。そして小嶋が「奈々と私って2年前に掴みあいの大げんかをした」と語り、田島から「それだけ仲が良い証拠だよ」と諫められると、岡田は「今年のヤングツアーで“でんでんむChu!”の結成が発表されたじゃん。どう思った?」と若手の台頭を危惧。西野はこれに対し、「お互いに高め合えるのかなって思うし、こちらの方が絆が深い」と大人の意見を語ると、朝長は「秋元先生に『公式ライバルだから』て言われたよね。だけどあまりバチバチはやらないように」、渋谷は「2つのユニットができること自体良いことだから、次世代と言ってもらえる私たちがそれぞれ、グループを大きくできれば」と達観したコメントを残した。


 番組の最後には、一旦落ち着くかと思われた7人だったが、岡田が「正直な気持ちを言うと、『てんとうむChu!だけじゃ力不足なのかな』と思った」と涙ながらに心の内を明かすと、小嶋は「でも、でんでんむChu!ができたからこうやって番組にも出られてる」んだよと岡田を慰め、西野が「何事も前向きに、明るくしていたほうが前に進むから」と締めの円陣を組んだところで番組が終了した。


 若手メンバーの躍進ぶりと、それゆえの葛藤が明らかになった今回の放送。次回は市川美織(NMB48)、向井地美音(AKB48)、村山彩希(AKB48)による「元子役メンバーの登山旅行」がオンエアされる予定だ。(向原康太)