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ル・マン24時間決勝スタート迫る。仏オランド大統領、往年の名車が登場

2015年06月13日 21:20  AUTOSPORT web

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フランスのモランド大統領がル・マンを訪れ、フィヨンACO会長、ジャン・トッドFIA会長と写真に収まった。
第83回ル・マン24時間耐久レースは13日決勝日を迎えているが、朝のウォームアップを終えた後、サーキットではさまざまなイベントが開催され、決勝レーススタートに向け盛り上がりが高まっている。

 快晴の下迎えたル・マン24時間の決勝日。ウォームアップを終えた後、アストンマーチンによるレースが開催されたが、こちらはクラッシュもあり赤旗終了となった。しかしその後、ピットレーンでは大きな人だかりができる。

 人だかりの中心にいたのは、ピエール・フィヨンACO会長、ジャン・トッドFIA会長、そしてフランスのフランソワ・オランド大統領だ。大統領は公用車のシトロエンDS5でパドックに乗り付けると、トヨタやアウディ等各チームのピットを訪問。トヨタではヒュー・ド・ショーナックが、アウディではヴォルフグガング・ウルリッヒが大統領を出迎えた。

 その後大統領は、LMP1のワークスドライバーとともに、交通安全を誓うキャンペーンの記念撮影に収まった。フランス大統領のル・マン訪問は、43年ぶりのこととなる。

 大統領の訪問に沸く一方で、コース上ではさまざまな往年のレーシングカーがデモランを行った。今季は1995年のマクラーレンF1 GTRのル・マン制覇から20年という節目の年となるが、関谷正徳が乗り込んだブラックの国際貿易マクラーレンを先頭に、当時優勝を争ったハロッズ、ガルフの両カラーのマシン、さらにさまざまなバリエーションのマクラーレンF1が、最新のマクラーレンロードカーを従えた。

 そのデモランに続いて、今度は今季LMP1に参戦する各メーカーの名車が走行した。登場したのは、1990年のル・マンでポールポジションを獲得したニッサンR90CK、99年に2位を獲得したトヨタTS020、そして2000年にル・マンを制したアウディR8という3台。それぞれR90CKはポールタイムを叩き出したマーク・ブランデル、TS020は片山右京、R8はトム・クリステンセンというドライバーがステアリングを握った。

 すでにサルト・サーキットではグリッドにマシンが整列し、アルピーヌの市販に向けたロードカーがデモランするなど、テンションが高まっている。注目のスタートは現地時間15時(日本時間22時)に切られる。