映画『ニート・オブ・ザ・デッド』『遺言』が、6月13日から東京・渋谷のユーロスペースで上映される。
企画上映『2-Zombie Movie [About Love]』内で、2本立てで上映される両作品。『ニート・オブ・ザ・デッド』は、ひきこもりの息子がゾンビになった一家を描いた作品で、家から追いだそうとする父親と、「大人しい子で人を襲わないからこのままでいい」と主張する母親の対立を軸にして、家族や夫婦のあり方を問いかけた短編ゾンビ映画だ。監督と脚本を手掛けたのは、昨年4月に逝去し、同作が唯一の監督作品となった南木顕生。特別協力に白石晃士と佐藤佐吉が名を連ねている。
『遺言』は、ゾンビ化してしまった夫を殺すことができずに介護を続ける妻が、生前に夫が残した遺言を目にしたことから始まる物語を描いた作品だ。監督は1987年生まれの木部公亮。
なお、6月13日の上映前には木部監督、南木監督の妻・南木宙子、『ニート・オブ・ザ・デッド』に出演した筒井真理子、木下ほうか、『遺言』に出演した中島菜穂、小柳基による舞台挨拶が行われる。さらに上映期間中にはトークショーも予定。詳細はユーロスペースのオフィシャルサイトで確認しよう。