スウェーデンの名門チーム、エクルンド・モータースポーツは、7月3日~5日に開催されるWorldRX世界ラリークロス選手権第6戦スウェーデンにフォルクスワーゲン・ビートルで参戦する。ドライバーはノルウェー出身のダニエル・ホルテンが務める予定だ。
フォルクスワーゲン・ビートルは、FIA国際自動車連盟が1月に発表したラリークロス参戦可能車両リストに記載されていたが、発表時はホモロゲーションを取得できていなかった。
エクルンド・モータースポーツ代表で、1999年のヨーロッパ・ラリークロス選手権チャンピオンであるパー・エクルンドは「ビートルはラリークロスのベース車両として最適だと確信している」と語る。
「チームのモチベーションはこれまで以上に高まっている。今後もダニエル(・ホルテン)と協力して更にマシン開発を進めていくつもりだ。ダニエルのような才能あるドライバーと仕事をできて本当に嬉しいよ」
ホルテンは近年ラリークロス参戦用車両を度々ドライブしており、力強いペースをみせている。
「パー・エクルンドが率いるチームで、マシンをドライブできて光栄だよ」とエクルンド。
「第6戦スウェーデンの結果をみて、開発の方向性を決定する。もしかすると、8月のWorldRX第8戦ノルウェーにもスポット参戦するかもしれないんだ」
フォルクスワーゲン・ビートルは、北米を中心に開催されているGRCグローバル・ラリークロス選手権でも使用されている。ただ、GRCではFIAのホモロゲーションを取得した車両を使う必要がないため、今回エクルンド・モータースポーツが走らせるビートルとは全く異なるマシンとなっている。