WRC世界ラリー選手権第6戦イタリアは11日、SS1が行われ、プライベーターのマーティン・プロコップ(フォード・フィエスタRS WRC)が自身2度目のステージ首位を獲得しトップにたった。
木曜に行われたSS1は2台同時にステージを走行するスーパーSS。ダスティなコンディションとなったステージで、ミシュランユーザーの多くが苦戦するなか、ピレリタイヤを装着するプロコップが2番手を1秒以上引き離すタイムを記録した。2010年から本格的にWRCへ参戦しているプロコップだが、ラリーをリードするのは今回が初めてとなる。
2番手タイムはダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)が記録したものの、ジャンプスタートの判定を受け10秒のタイムペナルティ。総合20番手まで後退してしまった。代わって総合2番手にはアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がつけている。
ここまで思うような結果が残せていないティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)とオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)が同タイムを記録し総合3番手・4番手となり、総合5番手はマッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)となっている。今季開幕3連勝を達成し、ポイントランキングで首位となっているセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は総合7番手につけた。
前戦ラリー・アルゼンチンからチーム体制を一新したロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)は、ダウンシフトにトラブルが発生。下位クラスのWRC2より遅いタイムとなり総合16番手に沈んでいる。