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ジャニーズJr.の新ユニット、SixTONES と Mr.King VS Mr.Prince それぞれの特色とポジションは?

2015年06月12日 07:21  リアルサウンド

リアルサウンド

 ジャニーズJr.にて、新たに「SixTONES(ストーンズ)」と「Mr.King VS Mr.Prince(ミスターキング ブイエス ミスタープリンス)」という2つのユニットが相次いで結成され、話題を呼んでいる。


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 SixTONESは、2012年4月より放送されていたドラマ『私立バカレア高校』に出演していた髙地優吾、京本大我、田中樹、松村北斗、ジェシー、森本慎太郎の6名によるユニットで、2015年5月1日に開催された『ジャニーズ銀座2015』にて結成が発表された。同ドラマ出演以降、ともに活動することが増加したため、ファンからは「バカレア組」と呼ばれてきた6名が、正式にひとつのユニットとなった形だ。


 一方、Mr.King VS Mr.Princeは、平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、岩橋玄樹、神宮寺勇太、岸優太による6人組で、テレビ朝日が主催する夏のイベント「夏祭り SUMMER STATION」の応援サポーターとして、6月5日に結成が発表された。ユニット内では、平野、永瀬、高橋による「Mr.King」と、岩橋、神宮寺、岸による「Mr.Prince」に分かれ、「VS」には2つのチームが切磋琢磨するという意味が込められているという。


 両グループにはそれぞれどんな特色があり、ジャニーズJr.内でどう位置付けられているのか。ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏は、次のように語る。


「SixTONESは、ファンの間で『バカレア組』と呼ばれていることからもわかるように、かねてよりユニット化が待望されてきました。『私立バカレア高校』出演時は、“もっともデビューが近い6人”とも目されていましたね。グループ内でいちばん目立っているのはジェシーで、硬派な見た目とは裏腹の天真爛漫なキャラクターがファンを惹き付けています。そんな自由なジェシーを、ちょっとヤンチャなイメージのメンバーたちが固めているというのが、このグループの印象です。特に森本慎太郎さんと田中樹さんは、それぞれ元Hey! Say! JUMPの森本龍太郎さんと元KAT-TUNの田中聖さんの弟で、彼らが事務所を辞めたことをむしろネタにするなど、ヤンチャキャラが板についています。年上のファンを虜にしている松村北斗さん、テレビ番組『スクール革命!』のオーディションで選ばれたシンデレラボーイの髙地優吾さん、京本政樹の息子で生まれもってのスター性を持った京本大我さんなど、ほかのメンバーも実力派ぞろいです。体育会系の元気なノリが魅力的で、先輩グループでいうとKAT-TUNに近いイメージかもしれません」


 そんなSixTONESに対し、Mr.King VS Mr.Princeはまた異なる印象があると、同氏は続ける。


「名古屋から平野紫耀さんを、関西から永瀬廉さんを呼び、Sexy Zoneの弟分ユニット・Sexy Boyzのメンバーだった岩橋玄樹さんや神宮寺勇太さん、ジャニーさんのお気に入りとも目される高橋海人さんや、Jr.内でトップレベルの人気を誇る岸優太さんを集めたMr.King VS Mr.Princeは、期間限定ユニットとは言われているものの、いま一番デビューに近い存在かもしれません。キーパーソンとなるのはおそらく平野紫耀さんで、彼の強烈な天然キャラはユニット内のメンバーの関係性を決定付け、それぞれの魅力を引き出していくのではないかと思います。ユニットにはアクロバットができるメンバーもいますし、キャリアの長いメンバーもいるのですが、6人が揃っている姿を見ると、SixTONESとは異なり、どちらかというと文化系のノリが感じられるのが面白いところです。ユニット内でさらに3人組に分かれているところもユニークで、先輩グループではHey! Say! JUMPを彷彿とさせます」


 方向性が異なる2つのユニットは、今後果たして、どのような形で活動を展開していくのか。そして、ジャニーズとしてデビューする日は近いのか。動向を見守りたい。(松下博夫)