電動フォーミュラカーによる世界選手権フォーミュラEの2015-16シーズン開幕戦北京ePrixは、2014-15シーズンより1ヵ月遅く、10月に開催されるようだ。
2014年にスタートしたフォーミュラE。開幕初年度の2014-15シーズンは全11戦のスケジュールで開催され、6月6日に第9戦モスクワePrixが終了。残るは第10戦・第11戦ロンドンePrixのみとなっている。チャンピオン争いはネルソン・ピケJr.(ネクストEV TCR)が128点でトップ、17点差の2番手にセバスチャン・ブエミ(e.ダムス・ルノー)、23点差の3番手にルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・アプト)がつけている。
そんなフォーミュラE開幕2年目となる2015-16シーズンの正式カレンダーは近日中に発表される予定だが、シーズン開幕戦は北京で10月17日に開催されるとみられている。また、フォーミュラE2015-16シーズンではモーター、インバータ、ギヤボックス、クーリングシステムを含むパワートレインを自由に選択できるようになり、各チームがどのマニュファクチャラーのパワートレインを使用するのかもカレンダーと同時に発表される。
フォーミュラE代表のアレハンドロ・アガグは「カレンダーを密なものにしたかった。だから、開幕戦を10月開催に変更したんだ」と語った。
「また、パワートレインを開発するマニュファクチャラーに対し、少しでも長く開発時間を与えたいとも考えている」
来季はウルグアイとロングビーチでレースが開催されず、代わりにメキシコシティとパリでレースが開催される予定だ。また、開幕前のテストに関しては2014-15シーズンと同様、8月にドニントン・パークで2日間のテストが3回行われるものとみられている。
また、フォーミュラE第2シーズンには、今月末開催のロンドンePrixのように土曜日と日曜日の両日にレースを開催するダブルヘッダーは増加される見込みだ。
「もっと多くのレースを開催したいんだ」とアガグ。
「間違いなく、ロンドンePrixの観戦チケットは売れている。だから、フォーミュラE第2シーズンでは、さらにひとつかふたつ、ダブルヘッダーを増やしたいと思う」