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アキコアオキとカピエが第1回「服飾デザイナー助成制度」に選出

2015年06月11日 10:52  Fashionsnap.com

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AKIKOAOKIのデビューコレクション Image by: Fashionsnap.com
公益財団法人日本服飾文化振興財団が、第1回「平成二十六年度服飾デザイナー助成制度」の対象者を発表した。ユナイテッドアローズ名誉会長の重松理が設立した組織で、第1回目は「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」のデザイナー青木明子と「カピエ(KÄÄPIÖ)」を手がける大島郁が選ばれた。

第1回「服飾デザイナー助成制度」発表の画像を拡大

 服飾デザイナー助成制度は、服飾デザインに係る活動を行う者に対して助成することを目的として制定された制度。応募資格は、服飾デザインに係る活動に従事している20歳以上35歳以下で、助成額は1名あたり10~30万円以内、毎年100万円が限度額となっている。「東京ニューエイジ」でデビューした青木明子の選出理由について同財団は「ファーストコレクションでの洋服のデザインだけでなくショー会場やルックの世界観が高い意識レベルで作りこまれており、強い感性によるインパクトのある表現にクリエイティビティと将来性があると判断した」とコメント。セントラルセントマーティンズ芸術大学テキスタイル学科卒業し、「ラルフ ローレン ブラック レーベル(Ralph Lauren Black Label)」で経験を積んだ大島郁については「ニッターとしての豊富な経験から、新しい素材の開発や編地からフォルムとして製品までの一貫性は素晴らしく、国内紡績メーカー、染色、ニッターと協力すればニット業界を活性化するファクトリーブランドとして公益性向上に寄与すると判断した」としている。
 公益財団法人日本服飾文化振興財団は、服飾に関する知識の普及と服飾文化の伝承を図るため、服飾資料館の運営、講演会・セミナーの開催を行うとともに、若手服飾デザイナーへの支援による服飾知識・技能の向上に寄与することを目的に設立された。会長は、アィベックス代表取締役の永森達昌が務め、メンバーには重松理、文化学園大学 名誉教授の北畠耀、アバハウスインターナショナル代表取締役社長の眞岸洋一らで構成される。
公益財団法人日本服飾文化振興財団