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「とりあえず」と言うオトコは出世できない? 紀里谷和明も賛同「強い意志がないと、いい作品ができない」

2015年06月10日 17:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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「とりあえず」という言葉は便利である。「とりあえずあそこまで頑張ろう」「とりあえず行くだけ行ってみよう」などと、日常生活でもよく口にしているが、会社で「とりあえず」という言葉を使うのは伸びない人らしい?

6月5日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で紹介されたのは、役員になれる部長となれない部長の違いについて考察された日刊ゲンダイの記事。記事によると、役員になる必要条件は「長期的な視点を持っていること」。それを持っているかどうかは、その人の言葉や行動にも表れるという。

「とりあえず、このエリアを攻めて業績を上げていこう」などと言っているのは部長止まり。デキる部長は「とりあえず」という言葉は使わないのだという。その理由は「とりあえず」と言った時点で思考停止になるからだ、と記事は伝えている。(文:みゆくらけん)

負担が軽くなり仕事に取り組みやすくなりそうだけど

この日のゲストコメンテーターは、映画監督の紀里谷和明。この記事に賛同し、「とりあえず」という言葉を安易に使うビジネスマンたちをバッサリ斬った。

「『とりあえず』やっている人なんか、ほんとダメでしょうね。ミーティングしていても『とりあえず』とか『なんとなく』とか(言うことや言う人)は嫌いです。『これを作るんだ!』という強い意志がないと、いい作品もできない」

確かに「とりあえず」という言葉を使うと、困難が少し軽くなるような気分になるが、それでは結果につながるヴィジョンにはなりにくい。その場しのぎの「とりあえず」は、やはり封印すべきか?

うーん。部下の立場で考えれば、大変な仕事でも上司に「とりあえずここまで頑張ろう」と言ってもらえれば、精神的に負担が軽くなって、仕事に取り組みやすくなることもありそうだ。

上司の立場で考えても、部下を育てる上で最初から「結果を出せ!」というよりは、「とりあえずこのラインを目指そう」と教育した方がよい場合もありそうだが。

中尾ミエは持論展開「デキる上司の部下は大らか」

また、アメリカ生活が長いという紀里谷は、海外の会社では上下関係を作らないことも多いとし、「グーグルとか、すごくフリーにやっているみたいですね。なるべく仕事するなっていうところもある。フリーに遊んでいてその中からイノベーションが湧き上がる」と、日本の会社との違いについてコメント。

レギュラーコメンテーターの中尾ミエは、デキる上司・デキない上司について、「部下を見たら分かります、その上司のことが」とコメント。部下にのびのび仕事をさせ、何かあった時にきちんと尻拭いをしてあげられるのがデキる上司だと持論を展開していた。

「(デキる上司の)部下は大らか。上司に気兼ねなく話しかけているとか。上司も部下を全面的に信頼している。部下が(ちゃんと)育っていて楽しい雰囲気なら伸びる」

で、関係ないけど紀里谷さん、ベジタリアンらしい。なのに溢れんばかりのこの色気!(個人的見解であるが、ベジタリアンは色気が薄いイメージ。)以前、マツコ・デラックスも「ムチムチエロティックボディ。この男は切り崩せない!」と絶賛していたが、これは相当モテるはず。フェロモン撒き散らし系。

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