NASCARスプリント・カップシリーズは7日、ポコノ・レースウェイで第14戦の決勝レースが行われ、マーティン・トゥルークスJr.(シボレーSS)が、69戦ぶりに優勝。NASCAR通算3勝目を挙げた。
ポコノ・レースウェイは1周2.5マイル(約4km)、独特の三角形をしたオーバルコースは“トリッキー・トライアングル”の愛称を持つ。6日に行われた予選では、カート・ブッシュ(シボレーSS)がポールポジションを獲得。カール・エドワーズ(トヨタ・カムリ)が2番手に入り、トゥルークスJr.が3番手につけた。
160周の決勝では、予選4番手からスタートしたケビン・ハービック(シボレーSS)とトゥルークスJr.が激しいトップ争いを繰り広げた。しかし、残り16周で迎えたリスタートで、ハービックが周回遅れのマシンを処理に手間取る間にトゥルークスJr.がリードを拡大。最終ラップにはスピードをゆるめるほどの余裕をみせ、2013年のNASCAR第13戦ソノマ以来の優勝を飾った。
2位にはハービックが入り、3位はジミー・ジョンソン(シボレーSS)が獲得。2戦連続でシボレー勢が上位3台を独占した。フォードのジョーイ・レガノ(フォード・フュージョン)が4位を獲得している。
トヨタ・カムリ勢はマット・ケンゼスが6位、カイル・ブッシュが9位、デニー・ハムリンが10位を獲得し、3台のトヨタ・カムリがトップ10フィニッシュを達成した。予選フロントローを獲得したエドワーズは15位フィニッシュに終わっている。