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JASRAC、アパレル店など全国258施設の無断BGM使用に法的措置

2015年06月09日 16:42  Fashionsnap.com

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JASRACのHPより
JASRAC(日本音楽著作権協会)が、BGMを利用していながら音楽著作権の手続きが済んでいない全国の171事業者、258施設に対し、民事調停を全国の簡易裁判所に申し立てた。美容室、理容店、アパレル店、飲食店などが含まれており、全国各地に所在するJASRACの15支部が一斉に法的措置を行うのは今回が初めてとなる。

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 JASRACによると、BGMを流す施設の著作権管理を開始した2002年当時は、ほとんどの施設が業務用BGMを利用されていたが、携帯音楽プレーヤー、パソコン、インターネットラジオの普及によってBGM音源が多様化したことなどから、催告に応じない施設が増加。今回繰り返しの催告に応じない施設に対し民事調停の申し立てを行なった。なおジャスラックは、6月と7月を「BGM手続き推進月間」と定め、日本BGM協会及び全国有線音楽放送協会と共同で、ショップなどがBGMを適法に利用するための活動を推進していくという。
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