「TGC」商標権、鷹の爪などアニメキャラクター保有企業が8億円で取得

「秘密結社 鷹の爪」などのヒットアニメキャラクターIPを保有する企業ディー・エル・イー（以下、DLE）が6月8日、日本知財ブランド1号投資事業有限責任組合の保有する「東京ガールズコレクション（TOKYO GIRLS COLLECTION / 以下、TGC）」の商標権を約8億円で取得したことを発表した。これに伴い6月中を目処に、TGC商標を活用した事業を展開する完全子会社TOKYO GIRLS COLLECTIONを設立する。

「TGC」の商標権をDLEが取得の画像を拡大

　TGCの商標権を取得することでDLEは、これまでのアニメやキャラクターに加え、ファッションやビューティーのコンテンツに事業領域を広げることになり、これらを様々な手法で国内外に展開することで"唯一無二のCool Japanカンパニー"なることを中期戦略に掲げる。同社は地方自治体との連携や海外とのコネクションを強みにしており、今後は知的財産活用のノウハウや各種コンテンツの拡充、海外展開の推進などを通じてTGC商標の価値向上を図っていくという。なお、年2回行われてきたイベント「東京ガールズコレクション」は、これまで通りF1メディアが運営する。
　子会社のTOKYO GIRLS COLLECTIONは、DLE設立者の椎木隆太氏が代表を務め、ガールズ向けデジタルプラットフォームの構築を目指したガールズカルチャーECやマーケティングプラットフォームの立ち上げ、店舗運営企業へのライセンス提供を含めたコラボ商品企画の推進を計画。海外パートナーとの共同事業・ライセンスによるイベントや商品の開発、既存の地方自治体とのネットワークを活用した新規イベントの企画なども行っていく。