2015年F1カナダGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはリタイアに終わった。
フェルナンド・アロンソ 決勝=リタイア
「3戦連続リタイアという結果になりもちろん悲しい。パワーが低下し、ピットに入らなければならなかった。そこでレースが終わった。僕らはいろいろな部分で状況を整える必要がある。現状を理解してはいるが、今やるべきことは今まで以上に努力することだ。今まで以上に現状を変えたいと思っているのだから」
「開発がなされ、今後のレースに導入されていくことは分かっている。だからポジティブな兆候は感じている。今は我慢の時だ。必死に作業を進めていかなければならない」
「ジェンソン(・バトン)にとっても僕にとっても困難な週末だった。土曜にトラブルが起こり、日曜の決勝では2台ともリタイアしなければならなかった。でも僕らは学習している。そう願っている。まだ競争力が乏しい今の段階でトラブルが出る方がまだいい。いつか表彰台争いをしたり、優勝争いをしているときにリタイアすることになれば、今リタイアするよりもっとずっと辛いだろうからね。だから毎週末、大事なことを学び、徐々にいい状態に持っていこう」
「(無線で燃料をセーブするよう言われ「いやだ」と言ったことについて)フラストレーションを感じていたわけではない。いつ燃料をセーブすべきか、そのタイミングについて議論になっただけだ。レースの中では、段階に応じて違うドライビングテクニックを用いる必要がある。バトルの最中には燃料(節約)は最優先事項ではない」
「燃料のことを優先する時間はその後にあった。(バトルしている間は)レースをさせてくれ。そうしたらその後、燃料をセーブするから」
「後ろから集団が追いついてきて、彼らの方が圧倒的に速くて簡単に抜かれてしまうと、こっちはアマチュアドライバーのように見える。それはよくない。僕らの競争力がトップレベルでないことは分かっている。それに信頼性も向上させなければならない。僕らにはやるべきことが多い。今週末は改善すべき問題を知る重要なレッスンになった」
「(セバスチャン・ベッテルとのバトルについて)彼らに比べると僕らはかなり遅かった。でも全力でポジションを守ろうとしたんだ。(守り切れたのは)わずか1周半だった。でもすごく楽しかった。僕にとって(今回のレースの中で)一番いい瞬間だった。彼にとっては違うだろうけど」