2015年F1カナダGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンはリタイアに終わった。
ジェンソン・バトン 決勝=リタイア
「本当に難しい一日だった。最後尾からスタートし、その上最初の3周以内にドライブスルーペナルティを受けなければならなかったので、より一層苦労した。そのために他から大きく遅れ、上位のマシンは僕を周回遅れにし、ピットストップした後、もう一度周回遅れにしていった」
「今日の最大の問題は燃料をセーブしなければならないことだった。それに加えてタイヤの温度が下がってしまったのも厳しかった。それでもプライムタイヤでのペースはすごくよかったと思う」
「今日の結果を他人が見れば、ひどいシーズンだと思うだろうけど、決してそうではない。実際、開幕戦から比べると大きな改善を果たしている。時には苦しい日もある。今日は間違いなくそういう一日だった。でも新しいプロジェクトをゼロからスタートしたときにはそういう日があるのも仕方がないことだ。パワーユニットの開発の面で他のチームから相当遅れているし、マシンのデザインフィロソフィーについても同じことがいえる。それでも新プロジェクトをスタートし、シーズン初めからチャレンジしていかなければ、いつまでたってもトップと戦える日は来ないだろう」
「確かに今日は辛い一日だった。でもシーズンが始まって以来、1戦ごとに改善している。今日は例外だったけどね。このサーキットのレイアウトが僕らにとって不利なのは分かっていた。でもオーストリアではアップデートが導入される予定だし、また正しい方向へと進めると思うよ」