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A.B.C-Z・橋本良亮、“末っ子キャラ”から“若きエース”へ 初ソロコンサートに高まる期待

2015年06月08日 13:41  リアルサウンド

リアルサウンド

 8月1日よりスタートする『Sexy Zone A.B.C-Z Summer Paradise in TDC』が注目を集めている。今回は、Sexy Zone、A.B.C-Zのグループで行なうコンサートに並んで、佐藤勝利、中島健人、菊池風磨、そして橋本良亮のソロコンサートが実施されるというのだ。


(参考:A.B.C-Z、テレビ披露の「奇行」はほんの一部? 新作にも反映された各メンバーの個性


 Sexy Zoneは、以前に佐藤がソロコンサートを実施した前例があるが、中島、菊池、橋本は初めてのこと。どのような展開になるのか、楽しみなファンも多いはず。なかでも、橋本はA.B.C-Zとしても初の例。これまで多くの舞台を経験した実力派だけに、話題を呼んでいる。


 A.B.C-Zといえば、先日発売された2ndアルバム『A.B.Sea Market』が、初登場オリコン週間アルバムランキング1位を獲得。DVDデビュー以来、CDでの最高記録となった。今作は、メンバープロデュースがテーマのアルバムだけに、彼らの個性が濃縮された作品となっており、特典DVDには『メンバーの本性を暴くリアルどっきり』が収録されている。


 そこで、注目すべきなのが「弟キャラ橋本は本当に優しいのか!?」という橋本に仕掛けられたどっきり。目の前で小銭をばらまいてしまう女性や、お腹が痛いと訴える男性が次々と現れ、橋本の人間性を試していく。その様子は、モニタリングしている河合郁人や戸塚祥太が「マジか!」と、驚くほどジェントルマン。最終的には、男性をお姫様抱っこでトイレまで運んでいくというサプライズ展開に。そのリアルな王子振りに、多くのファンが魅了されたことだろう。


 これまで、体育会系のA.B.C-Zにおける“かわいい末っ子、はっしー”として、愛されてきた橋本。20代後半になった他のメンバーに比べて21歳と若く、豊富なキャリアを持つ4人よりも、あとからグループ入りしたため、ダンスやアクロバットの技術面でも必死で追いかけてきた印象だった。誰よりも努力をしてきた彼だが、その苦労時代をあっけらかんと明るく話すポジティブさが、また彼の魅力だ。


 もちろん、橋本の成長をバックアップしたメンバーへの思いは強い。ことあるごとに、4人への感謝の言葉を述べる彼を見ていると、一つひとつの壁をしっかりと乗り越え、スキルへと変えてきたのだということを感じさせるのだ。そして、今ではグループを引っ張る立派なセンターとして、その地位を確立。歌唱力も表現力も着実に成長を遂げている。


 そして、今回やってきたソロコンサートというチャンス。彼自身もジャニーズの公式Webサイトで「末っ子キャラ封印しますね。大人の橋本良亮でいく」と、大人の男を見せていくことを宣言。さらに「来たことを後悔させません。絶対」と、自信をうかがわせる。


 職人肌のメンバーに鍛えられた橋本が、どのような進化を遂げるのか。このソロコンサートは大きなターニングポイントになるかもしれない。(佐藤結衣)