舞台『女中たち』が、7月11日から東京・三軒茶屋のシアタートラムで開催される。
『泥棒日記』で知られる作家ジャン・ジュネの戯曲『女中たち』は、女主人の留守中に「奥様と女中ごっこ」を繰り返す女中の姉妹、ソランジュとクレールを描いた作品。1947年にフランス・パリのアテネ座で初演を迎えてから60年以上経つ現在も世界中で上演され続けており、昨年にアメリカ・ニューヨークで上演された公演では、ケイト・ブランシェットとイザベル・ユペールが共演している。
今回の演出を手掛けるのは、劇団「柿喰う客」を主宰する中屋敷法仁。女中の姉妹役を、2014年に中屋敷演出の『フランダースの負け犬』などに出演した矢崎広、D-BOYSのメンバーで、山下敦弘監督の『超能力研究部の3人』に出演した碓井将大が演じる。女中たちの女主人である「奥様」役には多岐川裕美がキャスティングされている。なお、今回の公演では姉妹役を矢崎と碓井が交互に演じる。チケットは一般発売中。