ドキュメンタリー映画『氷の花火 山口小夜子』が、今秋に東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほかで公開されることがわかった。
1972年にファッションモデルとして『パリコレクション』に参加した後、資生堂の専属モデルとなった山口小夜子。アメリカの『Newsweek』に「世界の4人のトップモデル」として紹介され、山本寛斎、高田賢三、イヴ・サンローラン、ジャン=ポール・ゴルチェといったファッションデザイナーや、セルジュ・ルタンス、横須賀功光といったクリエイターたちに刺激を与え続けた。また、山口の軌跡を追う展覧会『山口小夜子 未来を着る人』が、6月28日まで東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催中だ。
同作は、山口と親交があった人々の証言と、生前の映像から構成。山口のミステリアスな人生を紐解き、新たな一面に迫った作品になっているという。監督は山口と親交があり、これまでにドキュメンタリー作品『≒草間彌生 ~わたし大好き~』などの監督作品を手掛けている松本貴子。