マックス・フェルスタッペンは、F1モナコGPのクラッシュに関して、自身を批判したフェリペ・マッサに皮肉を述べ、今後もドライビングスタイルを変えるつもりはないと語った。
モナコでロマン・グロージャンと接触事故を起こしたフェルスタッペンについて、ウイリアムズのフェリペ・マッサは「かなり危険なものだった」と述べ、「F1では経験が重要」であるとの考えを示した。
木曜日、カナダGPの記者会見に出席したマッサは、フェルスタッペンへの意見について詳しく聞かれると、次のように答えた。
「どう思うか聞かれたんだ。僕は彼のしたことが間違っているから、罰せられるべきだと思った」とマッサ。
「1年目で、17歳だ。あのようなことをして仮に罰せられないとしたら、それは完全におかしいよ」
「FIAは適切な方法で強さを示さなければならないし、実際にそれを実行した。僕の言ったことであり、僕自身も考えに変わりはない」
しかし、ルイス・ハミルトンを挟んでマッサの発言を聞いていたフェルスタッペンは、こう切り返している。
「誰だって意見を持つことができる。それが最初だ。けど、僕はデータからも遅れてブレーキを踏んでいない」
「僕がクラッシュした周(のブレーキ)は、前の周とまったく同じだった」
「僕はペナルティを受けたんだ。今はただカナダに集中している」
それでも彼は、マッサに次のような皮肉で反論した。
「あなたは昨年のレースを見返して、そこで何が起こったかを見たほうがいいと思うね」
1年前のカナダでは、最終ラップの1コーナーでフォース・インディアのセルジオ・ペレスと彼をオーバーテイクしようとしたマッサが接触し、ふたりともクラッシュしてレースを終えた。
「いや、それは少し違うね」とマッサ。
「僕は横にいて、彼(ペレス)がブレーキングでマシンを動かしたんだ」
このアクシデントでは、ペレスにペナルティが下っている。
フェルスタッペンは今週末のカナダで5グリッドの降格を受けることが決まっているが、彼は今後もドライビングスタイルを変えるつもりはないという。
「マシンが非常に丈夫なことが分かり、満足している。僕もその後は一切の怪我も問題もなかったからね」
「水曜日にはカートに行って、コンディションも問題なかった」
「けど、あの件でレーシングドライバーとしての僕が変わることはない」
「戦い続けるし、ポイントがかかっていればなおさらだ。今後も戦いを挑むよ」
「ドライビングスタイルは変えないよ」