フェラーリのキミ・ライコネンは、予選でもっといい仕事をすることが今の課題であり、それにはタイヤをうまく使えるようにならなければならないと語った。
チームメイトのセバスチャン・ベッテルは今季ここまでの6戦をすべてグリッド2列目以上からスタートしているが、ライコネンは今年の自己最高グリッドはバーレーンの4番手、それ以外は5列目以下に沈んでいる。その結果、ベッテルは1勝を含み5回表彰台に上っているのに対し、ライコネンの表彰台はバーレーンの2位1回のみとなっている。
フェラーリ代表マウリツィオ・アリバベーネは、モナコGP後、ライコネンは決勝ではベッテルと同等の速さを発揮しているため、予選さえもっとうまくやれればいい結果が出せるはずだとして、「彼に宿題を出さなければならないなら、『僕は予選でもっといい仕事をしなければなりません』と100回書かせるだろう」と冗談めかして述べていた。
ライコネン自身も予選が課題であると認めている。
「予選がうまくいっていないのは確かだからこの点を考える必要がある」と彼が語ったとCrash.netが報じた。
「今後改善し、レースをもっと楽に戦えるようにしなければ。決勝では速さがあるけれど、グリッドポジションが悪いと苦労する」
どこを改善すべきだと思うかと聞かれたライコネンは、タイヤをもっとうまく使えるようになる必要があると答えた。
「タイヤをもっとうまく機能させなければならない。土曜に何度かミスを犯している。もっといい仕事ができるはずだ。これまではいろいろな理由で予選でいい結果を出せなかったが、この状況を変えたいね」