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「吉野家を居抜きで借りれたら」藤原ヒロシの次のショップはカウンター型?

2015年06月04日 11:22  Fashionsnap.com

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写真左からジュン代表取締役社長佐々木進氏、藤原ヒロシ氏 Image by: Fashionsnap.com
藤原ヒロシ氏がジュンが主催するトークイベント「クリエイティブ・セッション」に出席し、「ザ プール 青山(the POOL aoyama)」の次に手掛けるショップのアイデアについて語った。「吉野家を居抜きで借りれたら」と切り出し、カウンター型のショップ形態を提案。30年来の付き合いだというジュン代表取締役社長佐々木進氏とともに、ショップと客との新しい付き合い方についてトークした。

藤原ヒロシ新ストアのアイデア発表?の画像を拡大

 2015-15年秋冬シーズンの展示会中に開催された藤原ヒロシ氏と佐々木進氏とのトークテーマは「現在とこれからの東京クリエイション」。自身が手掛ける東京・青山の「ザ プール 青山」について振り返った後で、新ショップのアイデアについて「カウンターの中に店員がいて、その中を自由に動きながら接客するというイメージ。厨房の半分をストックとして使うんです。海外でそういったお店を見てとてもユニークだと思い、やってみたいんですけどね」と明かした。
 2016年春には「ザ プール 青山」を閉店し、ジュンとともに新しいコンセプトでショップ展開に取り組む同氏は、「ネットが普及する中で人との接点が薄くなりつつある。僕らの時代は地方の店に行ったらその中にファッションリーダーがいて色々なことを教えてくれていたし、その人が着ているものを『かっこいい』と思って購入していたが、そういったショップとの付き合い方がどんどん減っている」と現在のショップと客の在り方について指摘。「誰かの真似をしてはいけない訳ではないし、みんな誰かの真似をすることで成長してきた。僕自身も今でも雑誌を見て誰かが持ってるものが欲しくなることは多い」と続け、「大衆かマイノリティかその規模が問われるが、そもそも今ではファッションの底辺がオシャレになっている。マイノリティのトレンドをリーダーとして提案できれば」と語った。