ベライゾン・インディカー・シリーズは、インディ500のプラクティス走行中に相次いで起きた宙を舞うエアボーンクラッシュを防止するため、ホンダとシボレーにエアロキットの変更を指示した。
今季からホンダ・シボレーが製作するエアロキットが導入されたインディカー・シリーズ。スーパースピードウェイ用のエアロキットはインディ500から投入されたが、インディ500のプラクティス走行中に、エリオ・カストロネベス、ジョセフ・ニューガーデン、ジョセフ・ニューガーデン、エド・カーペンターが宙を舞う大クラッシュを喫した。
インディカーは、このクラッシュを考慮し、予選用のエアロとブーストを禁止し予選方式の変更も行った。両メーカーは、インディカーの指示の下、今週末のテキサス戦で修正を施したエアロキットを用いる世手で、さらにこの後のポコノとフォンタナのスーパースピードウェイ戦で使用するエアロキットは、リヤのホイールガードのギャップをなくして使用することを明らかにした。
「この閉鎖パネルは、リヤホイールガードに空気が流れにくくする」とインディカーのテクニカル部門の副代表を務めるウィル・フィリップスは語る。
「クルマが後ろを向いた時に持ちあがる経験から導いたもので、これらの変更はインディ500の予選から続く、両メーカーの協力的な努力によるものだ」
また、インディカーは今週末のテキサス戦での走行において、リヤウイングの角度をマイナス6度からマイナス10.5度の間に限定している。