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NMB48小谷里歩の貧乏エピソードにメンバー困惑 「もっと売れて家族みんなで焼肉を……」

2015年06月03日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

AKB48『僕たちは戦わない(Type-D【初回限定盤】)』(キングレコード)

 『AKBINGO!』の6月3日放送分にて、AKB48グループのメンバーによる「美文食堂」が行われた。


(参考:AKB48島崎遥香、グループ加入当初の苦悩告白「『みんな辞めろ』って思ってた」


 同企画は、料理をテーマに最も心を打つ作文を書いたメンバーのみ最高級のグルメをゲットできるというもの。審査員には小説家の西村堅太、ピースの又吉直樹、北原里英の3人が『美文倶楽部』として、それぞれの作文に対して厳しい視点から判定を下し、最優秀美文メンバーを決定した。


 冒頭、又吉が「文章を書くことと焼肉は似てる。書きすぎてもダメだし焼きすぎてもだめ」と語り、メンバーが理解できず呆然とするところから番組はスタート。1番手の西野未姫は「西野家の焼肉」というお題で、焼肉店に行くより自宅で焼肉をするほうが好きということや、カマンベールチーズを焼く話を展開。この作文に対し、田野優花は「失礼ですけどバカ丸出し…」から」と辛口の意見を浴びせるが、西村氏は「好感が持てます」と絶賛した。2番手の倉野尾成美は、自宅で焼肉を行う際、牛タンとホルモンの2種類しか焼かないことを「ハラミやカルビやロースの味がわかりません。誰か美味しいお肉を食べさせてください」と告白。又吉はこの文章について「そろそろ親元を離れたいという深層心理の表れでは」と読み解くが、倉野尾は「思ってないです」と否定し、又吉の困惑する表情にメンバーが爆笑した。


 3番手の小嶋真子は、文章というより会話調の作文を展開し、メンバーはこのトリッキーなないようにあ然とするが、小笠原茉由は「でも、みんなが一番引き込まれてた」フォロー。続いて西村氏も「口語体で随筆も成立するわけだしアリ」と、意外にも好評だった。4番手の大和田南那は、物語調に文章を組み立てた「焼肉の国のナナ」を読み上げ、西村氏から「取り組みは100点だけど文章は0点」、北原は「作文で勝負出来ていないから逃げてるだけだし、他の人と違う感性だと主張したいだけ」と酷評された。


 5番手の小谷里歩(NMB48)は、「焼肉は肉の質よりタレの味が重要」という持論を語ったあと、「焼肉の匂いを嗅いで『これで白飯食べれるなー』と言っているのは、私の家が貧乏だからです」と突然のカミングアウト。続けて小谷は「私がもっと売れて家族みんなで焼肉を食べに行きたいです」と悲しいエピソードを続け、スタジオが重い雰囲気になると、小谷は「こんな悲しい感じにするつもりは無かった…」と反省し、同コーナーが終了した。


 後半は、島崎遥香が某ドラマをパロディにした『Dr.パル太郎』のコーナーをオンエア。向井地美音が精神科医役の島崎に「どんな服を着てもオシャレに見える人になりたい。島崎さんはいつも変わった服装をしているのに成立してるから」と相談すると、島崎はしばらく沈黙し、冷めた目で「たぶんその身長のせいです」と一刀両断し、大和田は強制退場させられた。


 番組の最後では、美文食堂の最優秀美文メンバーを発表。西村が小嶋の名前を読み上げ「突き抜けた感じと総合的な完成度」と評価した。見事栄冠を手にした小嶋は、松坂牛のエンペラーブリアンに舌鼓を打ち「肉を超えた『デンジャラスモー』」と感想を述べて番組が終了した。


 メンバーの性格が染み出るさまざまな文章が読み上げられた今回の放送。最優秀美文と獲得した小嶋よりも、貧乏エピソードを披露した小谷の行く末が気になった回となった。(向原康太)