トップへ

失敗から立ち直りたいときに力をくれる言葉

2015年06月03日 00:03  オズモール

オズモール

写真
仕事をしていると、ときには失敗して落ち込むこともあるもの。いつまでもくよくよしたって仕方がないとわかっていても、なかなか立ち直れないときってない?

「歴史上で有名な女性も、実はたくさんの失敗を経験しています。そんな彼女たちの名言を知ると、失敗から立ち直る力をもらえますよ」

こう話すのは、人材育成やスキルアップのセミナー講師などで活躍する新井淳子さん。そこで新井さんに、失敗したときに立ち直る力となる名言を教えてもらおう。 


◆アン・サリヴァン「失敗したら初めからやり直せばいいの。そのたびにあなたは強くなれるのだから」

ヘレン・ケラーの家庭教師、“サリヴァン先生”として知られるアン・サリヴァン(1866-1936)。幼いころに視力と家族を失って、孤児院でうつ状態に。しかし勉学に励むことで立ち直り、教育者として身を立てた女性だ。

「人生に絶望したけれど、『勉強すればなにかが変わるかも』と考え、試練を乗り越えたサリヴァン先生が、ヘレンに贈った言葉です。彼女自身、失敗から立ち直るたびに強くなったことを実感していたのだと思います。この言葉は、失敗を “前よりも強くなれるチャンス”と捉えればいいと私たちに教えてくれています」(同)


◆ココ・シャネル「人生がわかるのは、逆境のときよ」

シャネルの創業者ココ・シャネル(1883-1971)。美貌と才能に恵まれた女性だったが、その人生は順風満帆だったわけではない。孤児院で育ち、数多くの失恋や亡命生活まで経験している。

「この言葉は、ココが56歳でファッション界から引退したのち、71歳でパリコレに復帰したときのもの。15年というブランクを経ての突然のカムバックは、当時、大バッシングを受けましたが、結局、コレクションは大成功を収めました。逆境のときこそ人生を変えるようなヒントがあるという、彼女の人生観が凝縮された言葉だと思います」(同)


多くの試練から立ち直って成功をおさめた歴史上の女性の名言は、つらいときに思い出すと、前を向く後押しをしてくれるはず。今後なにか失敗をしてしまったときは、彼女たちの言葉を思い出してみて。




新井淳子
オフィスフローラン代表。日本プレゼンテーション協会認定講師、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー。職場の課題発掘と人材育成、モチベーションアップなどを図るコンサルティングやセミナー開催などを行い、スキルアップのサポート役として多方面で活躍中。