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中途入社の給料は、既存社員よりも低くて当たり前? モチベーションが下がりそう…

2015年06月01日 18:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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Q&AサイトのOKWaveにこんな相談が寄せられていました。相談者のdadandan2goさんは、転職したばかりの会社員。今回で2回目の転職ですが、転職先では既存社員よりも基本給や等級が低く設定されているのが不満だそうです。

前回の転職でも、既存社員より給料が少なかったとか。既存社員との給料の差は、月に3~4万円。そんな現状に「モチベーションが落ちる…」と嘆いています。

回答者は当然視「最初から仕事のできる人材などいない」

中途採用者の給料が既存社員より低くなるのは、仕方のないことなのでしょうか? この質問には「そんなことは当然だ」という回答が複数寄せられていました。

「そりゃそうだろう。いくら経験者といっても最初から仕事のできる人材などいない」(zxcv7777さん)
「当然です。多くの会社では年齢給と勤続給に各種手当を加算して支払われるところがほとんどなので、従来から勤務しているものより給与が低くて当然です」(CBX750Fさん)

回答者があげる理由には、「中途入社は最初のうちは仕事ができないのが当然」というものと、「組織に長くいて貢献している人の方が優遇されて当然」という2つが見られます。

ただし、他社から転職してきた人が既存社員よりも重い役割を担うのであれば、その会社での経験だけで判断されるのはおかしいし、長期的な貢献だけが重要であれば優秀な人材を中途で迎えることができなくなってしまいます。

それでも回答者の中には「そんなことでやる気が削がれるなら、最初から転職などしないこと」と叱咤する人までいるほどです。その一方で、中途入社の給料が低いのは「当たり前ではない」と反論する人もいます。

入社時には待遇が明示されていたはずでは

回答者のweavaestさんは、自分自身の経験として「既存社員の同世代、同キャリアと比較して、高給で転職したことがあります」と明かします。

数回の転職経験があるYosifuji20さんも、自分と同じくらいの年齢の既存社員とほぼ同程度の給料をもらえているとか。給与などの待遇は、面接時に自分の希望と会社の言い値を駆け引きして決まるものだと言っています。

「入社後に言っても仕方ないことです。それがいやであれば面接時にはっきり聞けばよかったのです」

ただ、入社時には自分の待遇について明示されていたはず。それが実際には思ったほどもらえなかったということなのか、それとも入ってみたら他の社員はもっと貰っていて悔しくなってしまったのか。後者であれば、仕方ありませんね。

なお、最初は低くて当然とする回答者からも「頑張れば挽回するチャンスはある」という励ましのコメントが多く寄せられています。既存社員の給与がより高いということは、今後の昇給の余地があると楽観視できるのかもしれませんね。(ライター:Makiko.N)

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