アムリン・アグリはリリースを発表し、今週末に行われるフォーミュラE第9戦モスクワePrixに、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタとサルバドール・デュランという前回同様のコンビで臨むことを明らかにした。ダ・コスタとデュランのコンビでレースを戦うのは、これで7戦目となる。
前戦ベルリンePrixでは、マシン交換のためのピットストップの際に“ピット滞在最低時間”として定められていた63秒を下回るタイムでピットアウトしてしまうというミスを2台揃って犯し、ドライブスルーペナルティにより後方に沈むことになってしまったアムリン・アグリ。しかし、マシン自体は好調で、ペナルティを課せられる前には揃って上位を伺うという走りを見せていた。
チームはその勢いのままモスクワでのレースに臨む。そして、ある程度の手応えを感じているようだ。
「チームは先週、素晴らしいクルマを組み立てたんだ」
そう語るのはデュランである。
「本当に走り易かったんだ。しかし、僕たちがドライブスルーのペナルティを受けたと知って、とても失望したよ。でも、モスクワのレースでは大きなチャンスがあると思っている。ロシアのファンに会えるのはとても楽しみだし、またファンブーストを獲得できればいいね!」
一方のダ・コスタは、モスクワ中心部でレースを行うことを、心より楽しみにしているという。
「以前にもロシアでレースをしたことがあるけど、モスクワでのフォーミュラEは、全く新しい経験だ。街の中心部でレースをするわけだからね。僕らのチームにとっても、とっても刺激的なことだよ。コースも面白そうだし、いくつかオーバーテイクができそうな所もありそうだ。エネルギーをしっかり管理することが、このコースでの良いパフォーマンスを発揮するキーとなるだろうね」
なお、アンドレッティはモスクワePrixでジャスティン・ウィルソンを起用することを明らかにしている。ウィルソンにとってはこれがフォーミュラEでの最初のレースとなる。
「私にこのチャンスをくれたマイケル(アンドレッティ)に感謝しています。学ばなければならないことが多くあるのは知っています。でも、この新しい挑戦に興奮しているし、モスクワePrixの週末が待ち遠しいです」と、ウィルソンは意気込みを語る。
また、ネクストEV TCRは、シャルル・ピックに変わってアントニオ・ガルシアを起用することを明らかにしている。ガルシアがフォーミュラEに参戦するのは、第3戦プンタ・デル・エステePrix以来2戦目のこととなる。
フォーミュラE第9戦モスクワePrixは、6月6日(土)22時(※日本時間)スタート予定。BS朝日で生中継が行われる。