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コトニエ新デザイナーアン・ヴァレリー・アッシュが来日 新コレクションに柳井氏も好感触

2015年05月31日 17:23  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

クリエイティブ・ディレクター、アン・ヴァレリー・アッシュ Image by: Fashionsnap.com
ファーストリテイリング傘下の仏発ウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(Comptoir des Cotonniers)」の新クリエイティブ・ディレクター、アン・ヴァレリー・アッシュ(Anne Valerie Hash)が来日した。インタビューに応じ、「ブランドの核となる『母と娘のためのブランド』というコンセプトを再考し、フランス人女性にとっての『メード・フォー・オール(すべての人のために)』ブランドを目指す」と語った。

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 アン・ヴァレリー・アッシュは2015-16年秋冬シーズンから「コントワー・デ・コトニエ」のクリエイティブ・ディレクターを担当。「コントワー・デ・コトニエはフランスでは人気のブランド。店舗もたくさんありますし、『フランス人女性であれば必ず1着は持っている』と言われるほど身近なブランドです。既存のマーケットはしっかりしていますので、私が加わる事で新しいムーブメントを起こせたらという気持ちです」と同職について話している。
 ファーストコレクションはブランドの原点に立ち返り、シンプルで使いやすいデザインにモダンなシルエットを加えることで娘世代にも受け入れられる、「母と娘の服」を目指したという。「難しいコンセプトだが、大事なのは双方が自信を持って着れる服であること。これまでのチームではデザインとして新しいか古いかが問題になっていたようですが、私は『今』にフォーカスしています」と話し、スウェットやスニーカーなどもコレクションに加えた。
 パリで開かれた展示会には、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長も訪れたといい「彼はとてもナイスガイね。(ファーストコレクションについて)『好きだよ』と言ってくれましたよ」と嬉しそうに明かし、「コントワー・デ・コトニエとユニクロは世代を越えて愛されるモノづくりという点で共通するフィロソフィーが根底にあるのです」と続けた。