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「ファンに意見を求めるのは“危険”」とビルヌーブ

2015年05月31日 16:20  AUTOSPORT web

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モナコGPでファンアンケートの開始をアピールするGPDA
1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブは、F1の将来についてファンに意見を求めるのは「危険」なことだと考えている。

 先日、英AUTOSPORT、F1 RacingおよびMotorsport Newsが世界的なファンアンケートを開始(現在は終了)し、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)もそれに続いてファンアンケートをスタートさせた。(http://gpda.motorsport.com/日本語対応)

 しかしビルヌーブは、ファンを巻き込むアイデアには反対であり、F1はファン拡大を図るのをやめ、今のファンを楽しませることに集中するべきだと付け加えた。

「ファンが望んでいることを聞くのは危険だ。なぜなら、現代のF1の多くはファンが求めたものだからだ」と、1997年のワールドチャンピオンは語っている。
「明らかに機能していない。必要とされていることはすごく複雑だからね」

「たった5秒で何かを思いつくなんてできないんだ」

「(今のF1には)以前よりも多くのオーバーテイクがある。だが人々は、これまでになく退屈している」
「今私たちに欠けているのは、特別なF1だ」

「F1はより多くのファンを獲得するのをやめ、すでに抱えているファンに集中すべきだ」

「特別なF1」とは何かと問われたビルヌーブは、「特別なのは、誰もドライブできないマシンだ」と答え、次のように続けた。
「世界でたった10人がちゃんとドライブできて、もう10人がそこでなんとか生き残れるようなマシンだ。以前そうだったようにね」

「クレイジーに速いマシンだ。F1はすべての極限であるべきだ」