タレントの松本明子さんが、自身の便秘解消の道のりをつづった
『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』(アスコム/刊)を刊行した。
本書は、松本さんの“腸活”(腸をキレイにすること)の実践記録。腸活によって、長年の便秘がわずか3週間で解消されただけでなく、肌荒れや不眠症、更年期障害、冷え性、花粉症までもが改善されたという内容だ。「朝を起きたら水を一気飲み」「乳製品を多めにとる」など、腸を健康にするためのノウハウが紹介されている。
そして5月28日、本書の刊行を記念し、東京都内でトークイベントがおこなわれた。このイベントには、芳林堂書店高田馬場店で本を購入した読者の中から約70名が参加。女性の来場者が約7割を占め、松本さんの話を大きく頷きながら聞く姿が多く見受けられた。
今回のイベントは、前半では司会進行役の質問にこたえる形で松本さんが腸活の体験談を語り、後半では松本さんが会場のお客さんとともにストレッチをおこなうという二部構成で展開された。
イベントの序盤、松本さんは「物心ついたときから、気持よく排便できたことがなかったんです。4、5日便が出ないことも珍しくなく、そのたび母親に『お尻だしてちょうだい』と言われ、浣腸してもらっていました」と幼少期の便秘体験を語った。また10代なかばで芸能活動をスタートさせて以来、いそがしさを増す中で食生活が乱れ、40代になると浣腸も効かなくなるほど、便秘が悪化してしまったそうだ。
とくに印象的だったのは、妊娠時のエピソード。「トイレで1時間いきんでも、まったく出なかった。その1時間でこれから生まれてくる子どもの膝かけを何枚編んだことか…」と苦笑まじりに語り、会場の笑いをさそっていた。
そんな松本さんに転機がおとずれたのは約4年前。テレビ番組の企画として順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生のもとで腸活を開始したことだった。少しずつ生活習慣を改善していった結果、本書の刊行に至ったと説明。「無理なく楽しくできたので続けられた」と笑顔で語った松本さんは、腸活を実践するうえでのポイントや、その効果を説明した。
そして最大の盛り上がりを見せたのが、腸刺激ストレッチの実演コーナーだ。
まずは松本さんが、本書の中でも紹介されているいくつかのストレッチを実演。そのうちのひとつ「腰まわし」は、肋骨の下と腰骨の上をつかみながら腰を左右にまわすというもので、腸の詰まりやすい四隅のポイントを刺激することで排便を促すそうだ。
その後、来場客とともに、松本さんお気に入りの曲だという久保田利伸さんの『LA・LA・LA LOVE SONG』にのせて、およそ5分間にわたってストレッチをおこない、会場には一体感が生まれた。
今回のイベント、悩んでいる人にとっては切実なテーマだっただけに、トーク終了後の来場客は満足気だった。
(新刊JP編集部)