ピカソにゴッホ、ダリと言えば、言わずと知れた芸術界の巨匠たち。
そんな彼らの名画が、私たちの日常生活に紛れ込んでいたら…そんな発想でユニークな作品を生み出しているのが、ブラジル人アーティストのLorenzo Castelliniさん。
Castelliniさんは名画のコピーからモチーフを切り取り、目の前にいる人物や風景と重ね合わせ、それを写真作品としてInstagramで発表。
言わば2次元と3次元の“エアー・コラージュ”のようなものだが、それが絶妙にマッチしており、コミカルな雰囲気を漂わせている。
その一部を見てみると…
・ムンク「叫び」
一度見たら忘れられないこのゆがんだ顔は、日本でもおなじみ。
この男性は、白昼道ばたで何を見てしまったのだろうか!?
・ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」
誰もが一度は教科書で見たことがある、ルネサンス期の名画。確かにヴィーナスは貝に乗っているのだが、こちらは石油のシェル!
ヴィーナスとガソリンスタンド、不思議な組み合わせだが意外と様になっている!?
・マティス「コリウールの開かれた窓」
コンクリートの壁に、突如現れた大きな窓。外には美しい景色が広がり、疲れた現代人を招いているよう。
非常口の避難方向になっているのがポイントだ。
・ゴッホ「包帯をしてパイプをくわえた自画像(耳を切った自画像)」
ゴッホが自分の耳を切り落とした直後に描かれたと言われる自画像。
テーブルの上にはナイフと耳(!)、そして赤い血のようなものが…。
こちらの方がより臨場感があるかも!?
・ピカソ「アヴィニョンの娘たち」
キュビズムを代表する名作。作品は、街行く女性がいきなりセクシーに変身!?
この他にも、「あ、これ知ってる!」と思うような絵画と現実世界をミックスした作品が多数あり、見ているだけでもワクワクしそう。
皆さんも、お気に入りの絵画やペットの写真など携えて、日常の中にアートを見つけてみては?
Instagaram (art.lies)
https://instagram.com/art.lies/
・アート(まとめ)