FIAは2017年から2019年のF1タイヤサプライヤーを募集する手続きを開始した。単独サプライヤーとしての募集であり、サプライヤーの希望によってはタイヤ径の変更もあり得るという。
現在のF1公式タイヤサプライヤー、ピレリの契約は2016年末までとなっている。2006年までF1に参戦していたミシュランは、サイズが18インチに変更され、もっと耐久性のあるタイヤを供給できるのであれば、F1参入の可能性があると述べている。
FIAが今回の募集でシングルサプライヤーを求めていることから、当面はF1にタイヤ戦争が復活することはないということになる。
参戦を希望するメーカーは6月17日までに提案書を提出しなければならない。その提案書が技術面および安全面で条件を満たしていた場合、このメーカーが最終選考に残ることになる。
サプライヤー候補者に対する書類においてFIAは次のように記している。
「ホイール直径は現在13インチに定められているが、直径増がチームの利益になるとタイヤマニュファクチャラーが感じるなら、その可能性は否定されない」
現在F1では2017年からリヤタイヤの幅を375mmから420mmに変更するという提案がなされている。
一方、ドライコンパウンドの数を現在の4から6へと増やすことも検討されているようだ。