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ハナエモリ、若返りを図る新ライン「マニュスクリ」世界展開を視野に

2015年05月26日 20:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

HANAE MORI designed by Yu Amatsu 2015-16年秋冬コレクションのフィナーレ Image by: Fashionsnap.com
ハナエモリ・アソシエイツが、デザイナー天津憂を起用して発表したコレクションラインの名称を「ハナエモリ マニュスクリ(HANAE MORI manuscrit)」に改め、本格展開を開始する。今秋を皮切りに、店舗を厳選して販売していくという。

ハナエモリ新ライン「マニュスクリ」世界展開への画像を拡大

 「ハナエモリ」の新ラインは、2014年10月に東京で開催されたファッションウィークでデビュー。ブランドの基本概念「品・華・凛」を今の時代に繋ぐことを目指し、「ハナエモリ デザイン バイ ユウ アマツ」のブランド名でランウェイショーを実施した。初回の2015年春夏コレクションはプロモーションのみで販売されなかったため、翌2015-16年秋冬コレクションからが本格展開となる。新しいブランド名の「manuscrit」はフランス語で「手描き・原稿」という意味で、「手で創る」というハナエモリの哲学と重ねた。
 2015-16年秋冬コレクションのテーマは、NYの車両基地跡に造られた空中遊歩道「High Line」。NYで活動の経験がある天津は「近未来に向かいながら、逆にアナログな方向に回帰することがあるが、ハイラインはその象徴だった。進化する街と自然の融合や、NYから感じた色彩から着想した」という。直線的なラインをはじめ、"ウィンターパステル"と名付けられたスモーキーなパステルカラーが特徴だ。スエードの風合いを持つアルカンターラやエコファーなど質の高い素材を使用しながら、ベーシックなシャツからマキシドレスまで幅広くそろえる。現在、ビジネスではライセンスが中心だが、若返りを図る「ハナエモリ マニュスクリ」は国内をはじめ世界の限定店舗で販売を視野に入れており、30~40代の新規顧客の獲得を目指す。
■最新コレクション HANAE MORI designed by Yu Amatsu 2015-16年秋冬コレクション