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ジョンガリアーノの「メゾン マルジェラ」がNY・カンヌ・東京のレッドカーペットを飾る

2015年05月26日 13:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

アマル・クルーニーとジョージ・クルーニー夫妻 Image by: Getty Image
モード界に復帰したジョン・ガリアーノ(John Galliano)が、レッドカーペットを彩るドレスのデザイナーとしても活躍している。「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のクリエイティブディレクターとして、今月はNYの「メットガラ」、カンヌの国際映画祭、そして日本で開催された映画「トゥモローランド」のジャパンプレミアで、それぞれ女優らの衣装を手がけた。

ジョンガリアーノがレッドカーペットで完全復帰の画像を拡大

 NYのメトロポリタン美術館で5月5日に開催されたファッションの祭典「メットガラ(Met Gala)」では、ジョージ・クルーニーの妻で弁護士のアマル・クルーニーが、「メゾン マルジェラ」のクチュールライン「アーティザナル」から特別に制作されたレッドのロングビスチェドレスを着用。ハンドペイントが施されたシルクオーガンザを何層にも重ねた手の込んだデザインで、白衣を着たガリアーノが自らフィッティングする舞台裏の様子がVOGUEのインスタグラムに投稿されて話題を集めた。また、歌手のRihanna(リアーナ)も「アーティザナル」のスーツを着用してパフォーマンスを繰り広げている。
 第68回カンヌ国際映画祭の期間中に開催された「AmfAR Gala」では、モデルのドウツェン・クロース(Doutzen Kroes)が、2015年春夏「アーティザナル」コレクションから首元と腰に取り付けられた大きなボウが特徴のロングウールドレスを着用。25日には、都内で開催された「トゥモローランド」ジャパンプレミアのレッドカーペットに、主演のジョージ・クルーニーに連れ添ってアマル・クルーニーが登場。ガリアーノは、アマル・クルーニーのためにバイアスカットが特徴のゴールドのシルクサテンドレスを特別にデザインした。
 ガリアーノが2011年3月に酒に酔って事件を引き起こしクリスチャン・ディオール社から解雇されてから約4年、最近は公の場に登場することが増えており、「メゾン マルジェラ」で初めて発表したコレクションの評価も高い。ファッション界が注目する一大イベントでセレブリティらに支持されレッドカーペットを華々しく飾ったことで、社会的にも完全復帰したと言えるだろう。