『言語と空間 vol.2 蓮沼執太「作曲的|compositions: space, time and architecture」』展が、5月30日から青森・青森公立大学国際芸術センター青森で開催される。
音楽家としての活動や舞台への楽曲提供だけでなく、映像作品、立体作品、インスタレーションなどを制作し、様々な展覧会で作品を発表している蓮沼執太。同展では、蓮沼が青森で制作した新作と過去作品を再構成した14点がギャラリー内と屋外に展示され、様々な音や音を伴う現象が体験できる内容になるという。
展示作品には、会場内の森を歩いて録音した音を用いた作品や、蓮沼の曲を聞きながら青森市民が歌う様子を撮影した映像作品が含まれる。また、約60メートルの巨大な弓形をした展示会場の特性を利用した作品や、低音の振動によって動く作品なども展示。さらに、屋外では水の落下で音を発する作品が鑑賞できるほか、AVルームではライブ映像が公開される。
蓮沼は同展について、「サブタイトルにある『space(空間)』『time(時間)』『architecture(建築)』を『メロディ』『リズム』『ハーモニー』に置き換えることができるでしょう」とコメントしている。
なお、関連イベントとして6月13日には蓮沼、ラッパーの環ROY、タブラ奏者のU-zhaanによるライブパフォーマンスが披露されるほか、会期中にはギャラリーツアーなども開催される。各イベントの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。