クックパッドが雑誌に 宝島社初の定期料理生活誌

日本最大の料理レシピ投稿・検索サイト「クックパッド」から初の定期料理生活誌「クックパッドmagazine！」が登場する。「おにぎらず」や「ジャーサラダ」といった流行レシピを中心に、ニュースランキングからキッチングッズ、冷蔵庫術までを網羅。発行元の宝島社にとって初の定期料理生活誌となり、誕生号は7月2日に発売される。

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　「クックパッドmagazine！」では毎号両社の編集者が合同会議を行い、トレンドや毎日が楽しくなる情報を発信。誕生号では、生活情報のトレンドをランキングで紹介するニュースTOP10や3ステップで作れる夏ごはんなどを中心に構成し、鈴木奈々らによる連載も収録される。編集長 井野澄恵は「両社の持つノウハウを活かすことで、 今までにない新しいコンセプトの定期料理生活誌を作ることができる」とコメントしている。
　「キューティー（CUTiE）」や「スウィート（sweet）」「スマート（smart）」といったファッション雑誌を刊行している宝島社は、定期料理生活誌を出版するのは今回が初めての取り組み。料理本ではこれまでに日本初のブログレシピ本「こうちゃんの簡単料理レシピ」をはじめ、「作ってあげたい彼ごはん」 「syunkonカフェごはん」シリーズなど単行本でミリオンセラーを記録している。これらのノウハウを隔月誌となる「クックパッドmagazine！」の運営に活かしていく考えだ。
　食関連の主要雑誌といえば、「ダンチュウ（dancyu）」や「オレンジページ」などが知られており、日本雑誌協会が発表した2015年1月～3月までの発行部数によれば「ダンチュウ」が約20万部、「オレンジページ」が約33万5,000部で支持を集めている。WEBを席巻してきた「クックパッド」が雑誌業界でポジションを確立できるのか、動向が注目される。