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レクサス、キャデラックが候補に上がるも・・・。メルセデス・ベンツ降板でNYファッションウィークのスポンサー探しが難航

2015年05月25日 15:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

Mercedes-Benz FashionWeekの公式サイトより
9月のNYファッション・ウィーク(以下、NYFW)から公式スポンサーのメルセデス・ベンツが降板したことが明らかになった。ブルームバーグは、NYFWを主催する「インターナショナル・マネジメント・グループ(International Management Group)」(以下、IMG)のメルセデス・ベンツに代わる自動車関連のスポンサー探しが難航していると報じている。

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 メルセデス・ベンツは、2009年よりNYFWのメインスポンサーを務めており、ブランドの名前をファッション・ウィークのタイトルにも冠してきた。現地報道によると、自動車ブランドのキャデラック(Cadillac)やレクサス(LEXUS)がスポンサーの有力候補とされていたが、両社は新進気鋭のデザイナー支援に注力をしており、メインスポンサーとして名乗りを上げることは厳しいといわれている。また、先日発表されたリンカーン・センターからの会場移転もスポンサー集めが難航している要因のひとつで、会場の立地や2ヵ所に分散した利便性の悪さから、NYFWイベント自体への求心力が弱まっているという見解も一部で上がっている。IMGの関係者は、ビジネス・オブ・ファッションの取材に対し「自動車ブランドのファッションへの関心の薄れというよりも、企業戦略の変化」があるとし、企業側がイベント全体でなく個々のブランドやデザイナーなど単独で支援していく形に変わってきている、と分析している。現在までにメルセデスのスポンサー降板はNYFWだけだが、東京を含め世界中で開催されているファッションウィークへの影響も今後動向が注視される。