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キスマイ北山、“ブサイク枠”進出でポスト中居に? バラエティ&舞台での実力を検証

2015年05月24日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

 Kis-My-Ft2の最年長、北山宏光の成長が著しい。デビュー当時から、歌やダンス、そして舞台の演技と、マルチな活躍をしている北山だが、最近はイジられ役も買って出るほどにバラエティのスキルを磨いている。


 キスマイといえば、SMAP・中居正広プロデュースによって、イケメン枠ではない4人が“舞祭組”というグループ内ユニットを結成。曲そのものがアイドルソングらしからぬこと、そして第二弾シングル『てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ ~だれのケツ~』ではオリコンチャートが1位を取れず、罰ゲームのスカイダイビングを実施し、アイドルらしからぬ極限状態の姿を披露して話題を呼んだ。


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 ドラマでヒーローを演じてアイドルの王道を行くフロントの3人と、体を張った過酷なロケなどアイドルの異端児としての道を歩みだした4人。そんな関係図が固まりつつあったところに、突如「北山も、ブサイク枠なのでは?」というイジりが始まったのだ。


 『中居正広のミになる図書館』において、「ブサイク」と言い切った鈴木奈々とバトルを繰り広げたり、先日の『キスマイBUSAIKU!?』では第三弾シングル『やっちゃった!!』でもオリコン1位を逃した舞祭組と共に、スカイダイビングをしたりと、何かと風当たりが強い。しかも、AKB48の指原莉乃からも「やっぱりブサイク側!?」と言われる始末だ。


 ところが、本人は怒りを覚えるどころか、その状況を楽しんでいるよう。なぜなら、彼自身は“バラエティのMCも出来るアイドル”を最終目標に見据えているからだ。中居のようなポジションを目指している北山にとって、お笑い要素もおいしい場面のひとつということか。そんな北山の憧れである中居だからこそ、北山がイジられやすい立ち位置へと誘導しているのだ。


 そんな中居の厳しくも愛情のある振りに全力で応えることで、バラエティのスキルが向上している北山。以前より出演していた『世界の日本人妻は見た!』においても、6月2日オンエアから正式にレギュラーの座を獲得した。


 また、バラエティでの存在感を大きくしている一方で、ゲスト出演していた舞台『滝沢歌舞伎』の公演を走り切り、本業のアイドルとしても実力を見せつけているのが北山のすごいところ。


 テレビではチャラい印象を持たれがちだが、舞台では書道のパフォーマンスで観客を魅了するなど硬派な一面も見せる。また、キスマイの代名詞とも言えるローラースケートの技術で、安定感抜群に座長の滝沢秀明を支えた。


 この北山のギャップは、まさに人気番組のMCでは自虐ネタやカッコよさを封印するかのような変装で率先して笑いを取りながらも、映画やドラマでは迫真の演技をする中居の背中を追っている。


 SMAPの中居正広、V6の井ノ原快彦、関ジャニ∞の村上信五、嵐の櫻井翔など、ジャニーズでは数々の名MCを輩出しているが、北山もその一人となる日はかなり近いだろう。今後の、さらなる成長に期待が高まる。(佐藤結衣)