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ファッション史に残るディオールの「ニュールック革命」が展覧会と書籍に

2015年05月23日 22:43  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ディオール、ニュールック革命」展覧会 Image by: Dior
「ディオール(dior)」が、創始者クリスチャン ディオールが子供時代を過ごしたグランヴィルの館に設けられたミュージアムで「Dior, the New Look Revolution'(ディオール、ニュールック革命)」展を開催する。これに合わせて同タイトルの本がリゾーリ社から刊行され、メゾンの歴史を作ったバースーツの物語を振り返る。

ディオール「ニュールック革命」を書籍化の画像を拡大

 クリスチャン ディオールによる最初のオートクチュールコレクションは、1947年2月12日に発表。ウエストを絞って胸と裾の丸みのある膨らみを強調したエクリュのジャケットと、豊かに広がる黒のプリーツスカートを組み合わせたバースーツは「ニュールック」と呼ばれ、ファッション界に革命をもたらした。ファッション史家のフロランス・ミュレールがキュレーターを務める展覧会と、ロランス・ベナイムが執筆した書籍、いずれも伝説となったバースーツが辿ってきた運命を紐解くという。数々の写真やアーカイブ資料、複雑な構築の秘密、そして現アーティスティック・ ディレクターのラフ・シモンズ(Raf Simons)が再解釈したパンツスーツやオーバーサイズプリーツのホースヘアスカート、コートドレスに至るまで、今に受け継がれるバースーツの歴史を辿る。