全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦岡山は23日、公式予選が行われ、1分12秒429でレコードタイムを更新した石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)が、自身初のポールポジションを獲得した。小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は予選4番手を獲得している。
Q1: 午前に引き続き、くもり空のもと14時30分から始まった20分間の予選Q1では、開始直後からほとんどのマシンがコースイン。序盤からアタックが行われ、開始から7分経過時には小暮卓史(DRAGO CORSE)が1分13秒857と、午前のフリー走行でマークされたコースレコードを早くも更新。その後も平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が1分13秒695までタイムを刻んだ。
その後、各車は一旦ピットへと戻り、残り7分を切ったタイミングで再び一斉にコースイン。チェッカーに向けてまずはQ1突破を目指してのアタックが行われていく。可夢偉やアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がトップを奪っていったが、ここで首位につけたのは開幕戦でPPを獲得した山本尚貴(TEAM無限)。1分13秒104をマークしてQ1をトップで通過した。
この結果、首位の山本から1秒以内に17台がひしめくことに。中嶋一貴に代わって1号車をドライブしている大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM’S)は1分14秒889で19番手となり、残念ながら予選Q1で敗退を喫することに。ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)、伊沢拓也(REAL RACING)、中嶋大祐もこのセッションで予選を終えている。
Q2: 続いて14時10分から始まった7分間の予選Q2も、進出した14台が続々とコースイン。計測3周目に向けて走行を行っていく。ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)が計測2周目で1分13秒446をマークして首位につけるが、多くのマシンは計測3周目に向けて走行を行っていった。
トップタイムは野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の1分13秒047となり、2番手に山本尚貴(TEAM無限)とトップ2をホンダ陣営が独占。ただし、ホンダ勢でQ3進出したのはこの2台のみとなった。3番手には石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)が続いている。小林可夢偉も1分13秒572で7番手につけ、SFデビュー2戦目で予選Q3へ進出。また、前戦は予選Q1敗退を喫してしまった平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)も6番手でQ3進出を果たしている。
一方、小暮、アンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL)、ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、塚越広大(REAL RACING)、中山、そしてロッテラーはここで予選を終えている。