WRC世界ラリー選手権第5戦ポルトガルが、21日よりスタート。SS1~7のデイ1は、ヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が11秒のリードを築き初日をトップで終えた。
前戦アルゼンチンでは、トラブルに見舞われノーポイントに終わったフォルクスワーゲン勢は、アンドレアス・ミケルセンがトップ、セバスチャン・オジェが2番手、ラトバラが3番手とシェイクダウンから好調をアピールしDAY1に臨んだ。
シェイクダウン後に行われたSS1は、フォルクスワーゲンの3人が上位。1戦欠場し、ポルトガルから復帰したロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)が4番手に付けた。
22日はSS2からSS7の走行が行われたが、SS2(ポンテ・デ・リマ)は前日から近くで山火事が起き、走行できるように消火活動が行われていたが33台走行後に中断。SS5もキャンセルとなっている。
SS7までのDAY1を終えてトップに立ったのは、ラトバラ。SS4とSS7をトップタイムで通過し、2番手のクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)に11秒の差を付けた。
アルゼンチン戦での初優勝で勢いにに乗るミークは、新型のシトロエンでラリー・ポルトガルに参戦。午後のタイヤチョイスをミスしたと語るも連勝を狙える位置で初日を終えている。
3番手はミケルセン。ポルトガルに改良型のフォード・フィエスタRS WRCを投入してきたMスポーツ勢。エルフィン・エバンスが電気系のトラブルによりステージリタイアとなったが、オット・タナクが4番手と好位置につけている。
多くのドライバーが午後の路面コンディションに不満を表しており、明日からのタイヤ選択が重要になってきそうだ。