24日に決勝レースを迎える第99回インディアナポリス500マイルレース。22日のカーブデーは、決勝前の最後となるプラクティス走行が行われウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がトップ。佐藤琢磨(AJフォイト)は、5番手と決勝レースに向けて順調な仕上がりを見せた。
決勝レース前の最後のプラクティス走行が行われるカーブデー。急遽参戦が決まったライアン・ブリスコ(シュミット・ピーターソン)、トリスタン・ボーティエ(デイル・コイン)を含めた33台が走行を重ねた。
229.020mph(39秒2978)でトップに立ったのはパワー。予選2番手を獲得しインディ500初制覇を狙うパワーは、「走りたかっったことがけっこうできたよ。僕たちは小さな変更を行ったんだ。ピットストップの練習もね。レースさながらに、ターン4からピットに入ってね」とコメント。
2番手はポールポジションを獲得しているスコット・ディクソン、3番手にはインディカー出場300戦目を迎えるトニー・カナーンとチップ・ガナッシ勢が続いた。チャーリー・キンボールが6番手、セージ・カラムも7番手とチップ・ガナッシ勢は決勝に向けて順調のようだ。
ホンダ最上位は5番手の佐藤琢磨。38周を走行し228.242mph(39秒4318)をマークした。
「トラフィックの中で快適に感じることができましたね。チームは素晴らしい準備をしてくれました。クルマは本当にいい感じですよ。非常にポジティブな一日でした」と琢磨は決勝に向けて自信を見せている。
カーブデーの午後には、1977年から開催されているピットストップチャレンジが行われた。1対1のトーナメント方式でピットストップの速さを競うこのピットストップチャレンジ。
今年の決勝は、チーム・ペンスキーの3号車エリオ・カストロネベスのクルーとチップ・ガナッシの83号車チャーリー・キンボールのクルーが対決し、3号車が勝利した。カストロネベスのクルーが勝利するのはこれで7度目。チーム・ペンスキーは15回目のピットストップチャレンジ勝利となった。