「よくあるのは、好きな男性の前での振る舞いと、同性や他人に対する態度があまりにも違うと気づいたとき。誰でも、彼と一緒にいるときにはやさしい素敵な女性でいようとするはずですが、どうしても素地や本音が垣間見えてしまう瞬間があるのです。いいなと思っていた女性のそういう部分が見えると、期待をふくらませていた分、引いてしまいます」（同）
具体的には、店員さんに対してエラそう、ほかの男性や元彼の悪口を言う、年上の女性に冷たい、女友達を大事にしないなどといった側面が男性をドン引きさせるとか。
「過去の男性の悪口を聞くと、『自分もこんなふうに言われるのか』という疑念が生まれます。また、“オバサン”などと、同性を見下すような言葉も男性ウケが最悪。自分とは違う趣味の人に対する非難も視野の狭さを感じさせてしまうでしょう」（同）
また、時事ネタや社会のことに無関心であったり、あまりにも食べ物の好き嫌いが多いと、大人としての常識を疑われてしまう可能性が。また、金銭感覚のズレも破局につながりやすい注意点。
「例えば、値段も見ずに買い物をしたり、逆に、節約志向が強すぎて1円単位でケチったりするのも、男性を困惑させてしまいます」（同）
彼に一途なあまり、ほかの人への目配りが疎かになったり、社会人としての常識が抜け落ちているとしたら、それを見た彼の心も遠ざかってしまう。せっかく掴みかけた幸せをあっさり逃してしまわないよう、少しでも思い当たるところがないかセルフチェックを！
石原壮一郎
コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。大人の新しい概念と可能性を知らしめ、“大人女子”へのアドバイスにも定評がある。社会人としての“大人力”を盛り込んだ恋愛アドバイスは、「実用度が高い」とOLたちからも大人気で、女性誌のさまざまな企画に登場するアドバイザーとして広く知られている。『大人の女力検定』（扶桑社文庫）など著書多数。最新刊『日本人の人生相談』（ワニブックス）も好評発売中。
