ベライゾン・インディカー・シリーズに参戦するシュミット・ピーターソン・モータースポーツは、怪我を負ったジェームズ・ヒンチクリフの代わりにライアン・ブリスコを今週末のインディ500で起用することを明らかにした。
20日に行われたインディ500のプラクティス走行でクラッシュを喫し、病院へ搬送されたヒンチクリフ。左太ももを負傷し緊急手術が行われた。ヒンチクリフは順調に回復していると担当ドクターは説明し、集中治療室から一般病室に移ったことが発表されている。
インディ500予選で24番手を獲得しているヒンチクリフの代わりのドライバーを探していたチームは、昨年チップ・ガナッシから参戦していたブリスコにオファー。今季はユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップにフル参戦しているブリスコは、このオファーを受けすぐにインディアナポリス・モータースピードウェイに足を運んだ。
「まず第一に、ヒンチの最高で早い回復を願っているよ。自分の経験とチームの経験、ヒンチのエンジニア、アレン・マクドナルドがレースに向けてクルマをいいコンディションに持っていけると感じている。数周走っただけで自信を持つことができたし、楽しめるんじゃないかな」とブリスコはコメント。
共同オーナーのサム・シュミットは、「我々は、いくつかのオプションを探求しており、ブリスコも自信をもっているように感じている。彼がドライブすることができ、短い通知で我々のために駆け付けてくれたとこに喜んでいるよ。我々の今年最大のレースになると予想していたが、それを最大限に努力できる状況にはできなかった。我々の考えや祈りは、今もジェームズと彼の家族に捧げているよ」とコメントしている。
ヒンチクリフの代わりに走行するブリスコは、エントラントポイントによって32番手からスタートする。