江戸時代に葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長ら浮世絵師たちが描いた性風俗画である春画。通常の浮世絵では使用されない極彩色が使われるなど高い技術によって描かれており、世界的にも高い評価を獲得している。2013年にはイギリス・ロンドンの大英美術館で大規模な展覧会『Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art』が開催され、話題を呼んだ。
『春画展』では、大英博物館をはじめとするヨーロッパ諸国や日本の美術館、個人のコレクションから肉筆画約30点を含む120点を展示。出展作品には、月岡雪鼎、鈴木春信、喜多川歌麿、葛飾北斎の作品や、『Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art』展で展示された70点も含まれる。なお、会期中には展示替えが行われるほか、同展は18歳未満は入場禁止となる。
